生命保険料の控除額はどのくらい?

2022/05/23 コラム

生命保険に加入している方は、申告すれば控除を受けることができます。
しかし、控除額には上限があるので申告する際には把握しておかなければなりません。
そこで今回は、生命保険料の控除額はどのくらいなのか解説していきます。

▼生命保険料の控除額
生命保険料の控除制度は、2012年に改正されています。
旧制度と新制度では控除額が異なるので、注意しましょう。

■旧制度
・生命保険料控除:所得税50,000円・住民税35,000円
・個人年金保険料控除:所得税50,000円・住民税35,000円
・合計適用限度額:所得税100,000円・住民税70,000円

■新制度
・生命保険料控除:所得税40,000円・住民税28,000円
・個人年金保険料控除:所得税40,000円・住民税28,000円
・介護医療保険料控除:所得税40,000円・住民税28,000円
・合計適用限度額:所得税120,000円・住民税70,000円

▼生命保険料の控除を受ける方法
生命保険料の控除は、申告しなければ受けることができません。
個人事業主と会社員では手続きの方法が異なるので、正しい方法で手続きを行いましょう。

■個人事業主の場合
個人事業主は、確定申告で生命保険料の控除手続きを行います。
確定申告は、毎年2月中旬~3月中旬までと期限が決められているので、忘れず行いましょう。

■会社員の場合
会社員は会社側が年末調整を行ってくれるので、会社から渡される書類に必要事項を記載して必要書類と一緒に提出するだけです。
あとは会社が代わりに手続きを行ってくれます。

▼まとめ
生命保険料の控除制度は2012年に改正されているので、控除額が異なります。
また、個人事業主と会社員では手続きの方法が異なるので、控除を受ける場合は忘れず申告しましょう。