不動産相続の全体的な流れについて

2022/05/30 コラム

相続で不動産を受け取った際は、さまざまな手続きが必要です。
不動産相続が初めての方は、手続きに戸惑うことが多いでしょう。
そこで今回は、不動産相続の全体的な流れをご紹介していきます。

▼不動産相続の全体的な流れ
①遺言書の確認
遺言書がある場合は基本的に遺言書に沿って相続が進められるので、まずは遺言書の有無を確認しましょう。

②相続人の確定
被相続人の戸籍謄本などを確認しながら、相続人を確定します。
このとき親族が把握していない相続人が現れることもあるので、トラブルを避けるためにしっかり確認しておくことが大切です。

③財産目録の作成
相続の対象となる財産が特定できたら、財産目録を作成しましょう。
不動産の有無は、納税通知書または名寄帳で確認することができます。

④遺産分割協議
遺言書が見つからない場合は、相続人で遺産分割協議を行います。
どの財産を誰が受け取るか決めたら、遺産分割協議書を作成して財産の分割方法を明確にします。

⑤不動産の名義変更
不動産を相続する場合は、被相続人から自分に名義を変更する必要があります。
この手続きにはさまざまな書類が必要なので、余裕をもって準備を進めましょう。

⑥相続税の納付
不動産の登記手続きが完了したら、相続税の申告と納税を行います。
相続税の納付には期限が定められているので、必ず期限内に納付しましょう。

▼まとめ
不動産相続は、次のような流れで進めます。
①遺言書の確認
②相続人の確定
③財産目録の作成
④遺産分割協議
⑤不動産の名義変更
⑥相続税の納付

P.S ③と④のあたりで親族内でのトラブルや揉めるケースが多々あります。可能な限りご両親が元気なうちに、残される子供達が揉めないための対策や準備をすることが重要です。

親が子供達にしてあげられる最後のプレゼント(責任)になります。

子供達からお父さん・お母さんありがとうと言ってもらえるかどうかは、当事者の方達次第ではありますが、家族みんなが笑顔でいられたら嬉しいですよね。



横浜にある弊社では不動産も含めたトータルでの相続対策の立案やアドバイスから、相続手続き完了後のフォローまでしっかりサポートいたしますので、気軽にご相談ください。